新たな色、質感に対する作家のあくなき追求。中西達彦の作品には滲み出ている。
かつてルネサンス時代の画家たちがそうであったように、そこには「絵を仕上げるための科学」が隠されている。作家は常に、自身の観察による自然の変化を、自身の表現に取り入れてきた。出来上がった作品からは、自身の作品に対する真摯な姿勢と相俟って、温もりと、誰もが生まれながらに持つノスタルジーを感じてしまう。

http://www.eitarohmiyajima.net

物質性、デザイン性、絵画性が犇めき合いながら
ハーモニーを重ねて、独自の世界が生まれているのを感じます。これは金属、デザイン、音楽を経験した方でしか生み出せない世界観であり、作品から溢れる生命力は「REVIVE」の意味を奥深くまで導いてくれています。

http://www.takayanakamura.com

中西さんとは10年ぐらい前にお知り合いになり、いいお付き合いをさせて頂いています。
Artistとしては勿論ですが、一人の人間としても常に心の広い方でいろいろ相談に乗って頂いています。
これからも益々のご活躍を期待し、心より応援と感謝しております。

http://profile.ameba.jp/burney-jp/

近年の作品は以前にも増し、深みある色合いと独創的なタッチに〝ジャパネスクモダン″がより活き活きと鮮明に表現されていると思います。
これからもますます奥深さの加わる作品を楽しみにしております。

http://www.3san.co.jp

小粋な長方形の枠の中に、外から押し寄せたのか、内から滲み出たのか、おしとやかなのか、主張が激しいのか、善意の表れなのか、悪意の固まりなのか。
中西氏同様、捉えどころがない模様たちである。

http://www.tomoyasato.com

彼の生き方を見ていると「まわり道」もいいものだと思う。
彼の作品を見ていると「不変」という事は必要なんだと思う。
多く語らず、不器用だけど、臆することなく堂々と。

「和佐田帝国」http://6109.teacup.com/wasatei/bbs

中西氏の作品で特筆するべき特徴は何といっても錆。
湿度・温度・時間等、自然を操り造り出される作品群は、錆を「キレイ」とも思わせ、見る者を魅了し、無かったはずの何かが心に描き出される幻影的マジック。

http://www.hiloki.jp

増殖、繁殖〜腐食、衰退というサイクルは、炎と水のように、陰陽の相における循環であり、再生と回生につなぐ「生命」の姿である。対立物の共存、相克する想念の共存、それらが融合された時、錬金術のように真の「美」が現われ、イニシエーションのように別の次元へ移行するのであろう。
中西達彦の絵画の世界では、まさにこのような要素が多く秘められている。それが再生や復活の響きとなり、すなわち精神の中から喚起する光が見えてくるのだ。

http://www.kintaii.com

ジェイトリップアートギャラリーにおいて、今回で2回目となる中西達彦展を2012年3月に開催させていただく運びとなりました。
2011年9月、大阪・近鉄百貨店上本町店にて「須田慧」・「中西達彦」二人展では、漆を使い「漆画」という独自のスタイルを確立された須田先生に対し、中西先生の錆を使用した作品やアクリル絵具などを用いて、金箔を使用しているかのように見せる「優美さ」には目を見張るものがありました。
そんな中西先生は京都祇園生まれ、貴金属装身具の飾り職人という経験から「和という雅」を醸し出しているといえます。
実際に来て、観て、あなた自身で「感じて」いただきたい作品です。独創的な発想と手法で、「和」と「癒し」をきっと与えてくれることでしょう。啓蟄の頃、是非、ご高覧いただきたい展覧会となっております。
皆様お誘い合わせの上、お越しいただきたいと存じます。

ジェイトリップアートギャラリー
代表　佐藤 明夫

漆塗りのように深く輝く作品が、アクリル樹脂に顔料に混ぜ込んだ当社製品を使用し、制作されていることに驚いた。通常、イラストや絵画作品に使用される製品である。中西氏の作品を見て、日本の伝統色のシリーズ「ジャパネスク」やメタリック色が工芸的な要素を盛り込んだ作品との相性が良いことを再認識した。素材と色材の組み合わせに独自性を持つアーティストである。

http://www.turner.co.jp/gallery/